GWが始まる、OpenWrt三昧なGWはいかが?
2016年4月27日(水) 18:08 JST
閲覧数 3,687
ちまちまと遊んでいるOpenWrtですが、個人的に進めているOpenWrt対応状況を少しばかり紹介します。
あくまでLinux箱としての遊びであると考えてください。
OpenWrt化した状態の日本国内での電波出力は電波法違反となる為、適切な対応を取った上自己責任でお遊びください。
またOpenWrt化する行為は、製品サポート対象外となり、メーカーへの問い合わせ等は行わない様お願いします。
今回は以下7機種の状況を記載します。
MZK-750DHP(DHP2)
カッ飛び!11ac|MZK-750DHP2
MT7620A搭載でシリアルピンヘッダ付のOpenWrt入門には扱いやすい機種。
OpenWrtへの対応も2014-07-14に行われており、version 14.07(Barrier Breaker)の頃から対応している為、枯れたバージョンを試す事も可能な機種。
WiFi 5GHz帯についてはドライバがオープンソースで提供されていない為、version 15.05(Chaos Calmer)でバイナリドライバであるkmod-mt7610eを使用する必要がある。
(WiFi 5GHz帯の事については、別途纏める予定)
GPIO廻りの定義更新をtrunk r49205で適用されている。
https://dev.openwrt.org/changeset/49205
LED廻りも想定通りの動作を期待するのであれば、trunkのr49205以降を使用して頂きたい。
MZK-EX300NP
忠継大王|MZK-EX300NP
コンセントにそのまま刺せる電源内臓型無線LAN中継機。
コンセントに直接させるタイプでのOpenWrt対応はまだ少ないので、遊ぶにはありかと。
ただし有線LANポートを持たない為、OpenWrt化した場合、日本国内では電波法の絡みでどの様にアクセスするかが問題となってしまう誰得な状態でもある。
また、電源内臓な為、基板付近をAC100Vが流れている事になり、十分な理解が無い場合はお勧めしにくい。(万人向けなオモチャとは言い難い)
ハックされたい方はケースを加工する等、十分な対策を施して頂きたい。(分解・改造を進める発言ではありません。)
分解・改造等により事故等ありましても責任取れません。(自己責任と認識下さい。)
OpenWrtへの対応は、trunk r49235となります。
搭載SoCはMT7620Aでメモリ64MB。十分遊べるスペックです。
https://dev.openwrt.org/changeset/49235
MZK-DP150N
ちびファイ3|MZK-DP150N
小型のトラベルルータ。トラベルルータとしては電源内臓という珍しい機種。(USB給電タイプが一般的)
コンセントに直接刺せるので、USB電源アダプタとUSBケーブルを用意する必要がない。
個人的にも気に入っている。
RT5350F搭載。有線Ethernetポートが存在するので無線を飛ばさず遊ぶ事ができます。
ケースを開ける事はお勧めしません。(開けると閉じれなくなります。)
シリアルを引き出すのはケースを開ける必要がある為、u-bootからアクセスしたい場合には向きませんが、Linux箱化するだけであれば純正ファームから書き換える方法を確立している為、困る事は無いでしょう。
OpenWrt対応は、trunk r46405からになります。
https://dev.openwrt.org/changeset/46405
LCD連携は、rc.localと/etc/config/networkに少し細工が必要なのですが、諸事情で書いてません。
過去に記事書いた時にバイナリを付けてあるので、そちらを参考にどうぞ。
DB-WRT01
DANBOARD 無線LANルーター
あのダンボーが無線ルーター。
いえ、見た目大切ですよ。うん、見た目。
MT7620A搭載で、そこそこ小型。Ethernetが2ポートあるので扱いやすい。
シリアルはパターンがあるのでu-bootへのアクセスも容易。
小型で扱い易いので、個人的にお勧めしています。(持ち運びしやすいし、見せた時のネタ的に栄えるし。)
OpenWrt対応は、trunk r46918からになります。
https://dev.openwrt.org/changeset/46918
r47935からr49208は、SPI Flashがマウントできない問題が発生していましたので注意が必要です。
https://dev.openwrt.org/changeset/49209
MZK-WDPR(MZK-WDPR-R01)
かんたんインターネットラジオ
インターネットラジオ。ルータじゃない。
ルータじゃない。
ルータじゃない。
いえ、大切な事だから3回書いた訳では無くて、インターネットラジオを聴くためのものです。
ネットワーク制御基板側の搭載SoCはRT3050F。LCD制御基板側もLinuxで稼働しているので、ハックを愉しみたいなら丁度いいかもしれません。
このネットワークを制御している側のOpenWrt対応はtrunk r48968からになります。
https://dev.openwrt.org/changeset/48968/
起動タイミング合わせの修正がtrunk r49128からになるので、実際使用する場合はこれ以降を使用する形になります。
https://dev.openwrt.org/changeset/49128
CS-QR10
ネットワークカメラ(スマカメ)
ネットワークカメラ、DDNSとか設定不要で使えるから普通に使ってもいいのですが。
ルータじゃないですが、OpenWrt対応させました。
ほんと誰得なOpenWrt対応が多くてすみません。
でも、有線Ethernet搭載しているので、OpenWrtで動いたら愉しそうと思いませんか?
また、OpenWrtで対応しきれていない箇所が多いのが難点。(Kernel 4.4でのドライバ整備が追い付いていません。)
サウンドはwm8960が付いています。OpenWrt version 15.05(Chaos Calmer)では録音も出来る事確認していますが、15.05(Chaos Calmer)へのバックポートはまだ行っていません。(するつもりではいますが。)
カメラについてはsn9c291が使用されています。このチップは癖が存在し、UVCドライバそのままではうまく動作できない状態となっています。
UVCドライバ廻りに興味がある方は、愉しめると思います。(UVC廻りの知識が乏しいので、いっしょに沼に浸かってくれる方いないかなぁ。)
サウンド、カメラについて課題がありますが、OpenWrt対応はtrunk r49234からになります。
https://dev.openwrt.org/changeset/49234
MZK-EX750NP
忠継大王|MZK-EX750NP
コンセントにそのまま刺せる電源内臓型無線LAN中継機。の5GHz対応版。
こちらも有線Ethernetを搭載していないので、日本国内では誰得なOpenWrt対応(まだ作成中)となりますが、誰得な遊びってありですよね。
おそらくGW中にOpenWrt対応完了すると思われます。
5GHz帯については、バイナリドライバとなる為、version 15.05(Chaos Calmer)へのバックポートも視野に入れて対応予定です。
ケース開封等は注意してください。電源には本当に注意してください。何かあっても自己責任となります。
紹介しているものはネットで買える物が多いのでGWに間に合うというのがナイスじゃないですかね?
GWはmips板遊びを堪能してみてはどうでしょうか?
最後にお決まりの注意点。
OpenWrt化は製品サポートの対象外であり自己責任となります。
また、OpenWrt化された状態での電波出力は日本国内では電波法違反となります。
電波法を守り愉しく遊びましょう。
あくまでLinux箱としての遊びであると考えてください。
OpenWrt化した状態の日本国内での電波出力は電波法違反となる為、適切な対応を取った上自己責任でお遊びください。
またOpenWrt化する行為は、製品サポート対象外となり、メーカーへの問い合わせ等は行わない様お願いします。
今回は以下7機種の状況を記載します。
- MZK-750DHP(DHP2)
- MZK-EX300NP
- MZK-DP150N
- DB-WRT01
- MZK-WDPR(MZK-WDPR-R01)
- CS-QR10
- MZK-EX750NP
MZK-750DHP(DHP2)
カッ飛び!11ac|MZK-750DHP2
MT7620A搭載でシリアルピンヘッダ付のOpenWrt入門には扱いやすい機種。
OpenWrtへの対応も2014-07-14に行われており、version 14.07(Barrier Breaker)の頃から対応している為、枯れたバージョンを試す事も可能な機種。
WiFi 5GHz帯についてはドライバがオープンソースで提供されていない為、version 15.05(Chaos Calmer)でバイナリドライバであるkmod-mt7610eを使用する必要がある。
(WiFi 5GHz帯の事については、別途纏める予定)
GPIO廻りの定義更新をtrunk r49205で適用されている。
https://dev.openwrt.org/changeset/49205
LED廻りも想定通りの動作を期待するのであれば、trunkのr49205以降を使用して頂きたい。
MZK-EX300NP
忠継大王|MZK-EX300NP
コンセントにそのまま刺せる電源内臓型無線LAN中継機。
コンセントに直接させるタイプでのOpenWrt対応はまだ少ないので、遊ぶにはありかと。
ただし有線LANポートを持たない為、OpenWrt化した場合、日本国内では電波法の絡みでどの様にアクセスするかが問題となってしまう誰得な状態でもある。
また、電源内臓な為、基板付近をAC100Vが流れている事になり、十分な理解が無い場合はお勧めしにくい。(万人向けなオモチャとは言い難い)
ハックされたい方はケースを加工する等、十分な対策を施して頂きたい。(分解・改造を進める発言ではありません。)
分解・改造等により事故等ありましても責任取れません。(自己責任と認識下さい。)
OpenWrtへの対応は、trunk r49235となります。
搭載SoCはMT7620Aでメモリ64MB。十分遊べるスペックです。
https://dev.openwrt.org/changeset/49235
MZK-DP150N
ちびファイ3|MZK-DP150N
小型のトラベルルータ。トラベルルータとしては電源内臓という珍しい機種。(USB給電タイプが一般的)
コンセントに直接刺せるので、USB電源アダプタとUSBケーブルを用意する必要がない。
個人的にも気に入っている。
RT5350F搭載。有線Ethernetポートが存在するので無線を飛ばさず遊ぶ事ができます。
ケースを開ける事はお勧めしません。(開けると閉じれなくなります。)
シリアルを引き出すのはケースを開ける必要がある為、u-bootからアクセスしたい場合には向きませんが、Linux箱化するだけであれば純正ファームから書き換える方法を確立している為、困る事は無いでしょう。
OpenWrt対応は、trunk r46405からになります。
https://dev.openwrt.org/changeset/46405
LCD連携は、rc.localと/etc/config/networkに少し細工が必要なのですが、諸事情で書いてません。
過去に記事書いた時にバイナリを付けてあるので、そちらを参考にどうぞ。
DB-WRT01
DANBOARD 無線LANルーター
あのダンボーが無線ルーター。
いえ、見た目大切ですよ。うん、見た目。
MT7620A搭載で、そこそこ小型。Ethernetが2ポートあるので扱いやすい。
シリアルはパターンがあるのでu-bootへのアクセスも容易。
小型で扱い易いので、個人的にお勧めしています。(持ち運びしやすいし、見せた時のネタ的に栄えるし。)
OpenWrt対応は、trunk r46918からになります。
https://dev.openwrt.org/changeset/46918
r47935からr49208は、SPI Flashがマウントできない問題が発生していましたので注意が必要です。
https://dev.openwrt.org/changeset/49209
MZK-WDPR(MZK-WDPR-R01)
かんたんインターネットラジオ
インターネットラジオ。ルータじゃない。
ルータじゃない。
ルータじゃない。
いえ、大切な事だから3回書いた訳では無くて、インターネットラジオを聴くためのものです。
ネットワーク制御基板側の搭載SoCはRT3050F。LCD制御基板側もLinuxで稼働しているので、ハックを愉しみたいなら丁度いいかもしれません。
このネットワークを制御している側のOpenWrt対応はtrunk r48968からになります。
https://dev.openwrt.org/changeset/48968/
起動タイミング合わせの修正がtrunk r49128からになるので、実際使用する場合はこれ以降を使用する形になります。
https://dev.openwrt.org/changeset/49128
CS-QR10
ネットワークカメラ(スマカメ)
ネットワークカメラ、DDNSとか設定不要で使えるから普通に使ってもいいのですが。
ルータじゃないですが、OpenWrt対応させました。
ほんと誰得なOpenWrt対応が多くてすみません。
でも、有線Ethernet搭載しているので、OpenWrtで動いたら愉しそうと思いませんか?
また、OpenWrtで対応しきれていない箇所が多いのが難点。(Kernel 4.4でのドライバ整備が追い付いていません。)
サウンドはwm8960が付いています。OpenWrt version 15.05(Chaos Calmer)では録音も出来る事確認していますが、15.05(Chaos Calmer)へのバックポートはまだ行っていません。(するつもりではいますが。)
カメラについてはsn9c291が使用されています。このチップは癖が存在し、UVCドライバそのままではうまく動作できない状態となっています。
UVCドライバ廻りに興味がある方は、愉しめると思います。(UVC廻りの知識が乏しいので、いっしょに沼に浸かってくれる方いないかなぁ。)
サウンド、カメラについて課題がありますが、OpenWrt対応はtrunk r49234からになります。
https://dev.openwrt.org/changeset/49234
MZK-EX750NP
忠継大王|MZK-EX750NP
コンセントにそのまま刺せる電源内臓型無線LAN中継機。の5GHz対応版。
こちらも有線Ethernetを搭載していないので、日本国内では誰得なOpenWrt対応(まだ作成中)となりますが、誰得な遊びってありですよね。
おそらくGW中にOpenWrt対応完了すると思われます。
5GHz帯については、バイナリドライバとなる為、version 15.05(Chaos Calmer)へのバックポートも視野に入れて対応予定です。
ケース開封等は注意してください。電源には本当に注意してください。何かあっても自己責任となります。
紹介しているものはネットで買える物が多いのでGWに間に合うというのがナイスじゃないですかね?
GWはmips板遊びを堪能してみてはどうでしょうか?
最後にお決まりの注意点。
OpenWrt化は製品サポートの対象外であり自己責任となります。
また、OpenWrt化された状態での電波出力は日本国内では電波法違反となります。
電波法を守り愉しく遊びましょう。