PocketBeagle、盛り上がるかと思ったが日本では盛り上がる処か話題にも上がらない。

BeagleBoardは出た当初それなりに盛り上がった記憶があるのだが、Raspberry Piが一掃してしまった感がある。
アナログを扱う人にはBeagleBoardを使う人が一定数居る様なのだが、知名度でもRaspberry Piが使われがち。
仕事でもRaspberry Piでというのが出てくる訳で、BeagleBoardがこれからどうなるか気になる。
BeagleBoardは、BeagleBone Black Industrialと産業グレード品もあったりと期待していたりもするのだが。。。(PocketBeagle Industrialとか出るのかな?)
PocketBeagleのスペックを見ていくと、Raspberry Pi Zeroと比べるという事になるのだろうか。
処理性能はPocketBeagleが高くなるが、全体としてRaspberry Pi Zeroの方が便利感が出てしまう。
EthernetやWiFiは非搭載、使うにはUSB経由という事になる。(CANはあるので、車載には便利なのかもしれない)
PocketBeagle, Rapberry Pi Zero 比較
|
PocketBeagle |
Raspberry Pi Zero |
SoC |
OSD3358 1GHz Cortex-A8 |
BCM2835 1GHz ARM11 |
RAM |
512MB |
512MB |
Storage |
uSD |
uSD |
USB |
2(micro, pin) |
2(micro) |
Video out |
none |
Mini HDMI |
Peripheralを見て行かないとPocketBeagleの良さがさっぱりわからない。(残念だがそこを気にしてARM板を買う一般人が少なくなっている。)
PWMだったりCANだとかを搭載しているのはBeagleBoardの特徴といえるだろう。(Analog Inputが多いのも)
また忘れてはいけないのが、2×32-bit 200-MHz programmable real-time units (PRUs)。メインのCortex-A8とは異なり動作するコアがあると僕自身は認識しているのだが、扱い方がまだよく解っていない。リアルタイム性に優れた事ができるので、良くあるARM板の欠点をカバーできる箇所でもある。(個人的にはもっとうまく使っていきたいBeagleBone系なのだが)