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MT7688なデバイスOmega2の出来が素晴らしい

Omega2が素晴らしい。
Kickstarterで出資もしていたので、少し早めに入手していた訳ですが、出来が素晴らしいです。
OSはOpenWrtかと思っていたが、LEDEベースとなっていた。
LEDE本家にもサポートデバイスとして入っている。中途半端にOpenWrt/LEDEを独自カスタマイズしただけではないのだ。
カスタマイズ方向でも半端ない訳だがw
既にOpenWrt/LEDEを意識しなくても十分に遊べるデバイスに仕上がっている。
Raspberry Pi等と同じように海外では販売されている事からも完成度の高さが解る筈だ。
イロイロとオプションも出ていたので、まとめて購入しました。



いろいろ買ったものだから、箱いっぱいに詰まってました。


拡張ボード系は、こんな感じ。
まだまだイロイロと出てきそうな気配がある。
Raspberry PiのHAT系と同じ様なものと考えればいいのではないだろうか。


Omega2とOmega2+。
違いはRAMサイズ、Flashサイズ、uSDスロットぐらい。
買うならOmega2+をおすすめする。

Omega2、Omega2+、LinkIt 7688比較
Omega2 Omega2+ LinkIt 7688
SoC MT7688A 580MHz
RAM 64MB 128MB 128MB
SPI Flash 16MB 32MB 32MB
SD none uSD uSD
OS LEDE 17.01 LEDE 17.01 OpenWrt 15.05
解ると思うが、Omega2は複雑な事をやり出すと足りない事が出てくるだろう。
Flash容量はuSDで補う事が可能だが、RAMは替えが聞かない。
ここだは注意しておきたい。どれぐらいのメモリを使う処理を行うのか。送料と手間を考えると余裕を持ってOmega2+を選択した方が安全だろう。


両方カバーが付いているので、SoCやDRAMに直接触る事はできない。
剥がしても良いのだが、剥がすメリットが無さすぎる。


基板自体は同じものを使用し、DRAM、Flash、uSDを変更しているものと思われる。
別基板となった場合、コストに跳ね返るので、安価に仕上げられているのは、こういった点もあるのだろう。
先発のLinkIt 7688では、LinkIt 7688 Duoとの違いは大きく、別物といったものだったが、Omega2は単なるスペック違いと考えて良いだろう。


パッケージだが、大きく評価したい。
接着剤が一切使われていない。
箱を畳んだだけの形となっている。


一番良く使う事になるだろうMiniDock。
LinkIt 7688と大きく異なるのは、電源回路等がDock側に存在する点。
LinkIt 7688は本体単体でUSBから電源を取得できたが、Omega2はDockを挟む必要がある。
LinkIt 7688との比較は、別途真面目に紹介したい処ではある。


本当にシンプル。


本体と同じサイズとなっているので、MiniDockを付けたからといって、Omega2の小ささは損なわれない。


差し込むだけ。


microUSBで電源を取得可能。
また、Power USBコネクタは、UART変換としても動作しており、u-bootへもアクセスができる。
嬉しいのは、電源スイッチが付いている点。これによりPCがUART変換を認識する前に通り過ぎてしまうだろうu-bootへのアクセスも容易となっている。
せっかくUARTとして認識しているにも関わらず、困ってしまうデバイスではないのだ。


telecは取得されていないので、日本国内では電波を出力できない。
シールド環境等が必要となる。
魅力的なデバイスではあるので、どこかが認証取得する可能性はありそうとは思っている。

セットアップはIEではなく、他のブラウザを使った方が良い様です。
IEだと最後まで進めなかった。
Luciベースではなく、独自に作ったものと思われる。






ここでIEでは進めなくなりました。(IEも最新バージョンであれば進めるのかもしれませんが。)
Firefoxでは次に進めました。













独自のクラウドを利用した仕組みがあったりOpenWrt/LEDEのボードを用意しただけでなく、OpenWrt/LEDEを利用しつつここまで仕上げているのは珍しい事。
もちろん製品化されているものであれば作りこまれているのは当たり前ではあるが、オープンなプロジェクトでここまで作りこまれているのは珍しい。
Raspberry Piに近いものを感じる。
OpenWrt/LEDEでこういった完成度の高い物が広まって、OpenWrt/LEDE本家も盛り上がってくれればうれしい。
特に日本では、OpenWrt/LEDEは各社メーカー内にやってる人は居るが、コミュニティーはまだまだ寂しい状態。
なんとか日本でもOpenWrt/LEDEを盛り上げたいのだがどうしたものか。
TELEC認証の問題もあるので、うまく付き合っていきたい処です。
そのうち勉強会開催しますかね。場所は会社を使えばいいしね。
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