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RasPi Zero W, LinkIt 7688, Omega2, 消費電力比べてみた

Raspberry Pi Zero W、LinkIt 7688、Omega2、の消費電力を比較してみた。
きっとLinkIt 7688が小さいだろうと思っていたにも関わらず、完全に予想ハズレでした。
勿論動いているKernelも異なるし、デフォルトで動いているプロセスも異なるので、ハードウェア消費電力というよりは、実際に使うとどれぐらいになるのかという比較です。

OSは、各種オフィシャルのものを使用しています。
  • Raspberry Pi Zero W、Raspbian 2017-04-10
  • LinkIt 7688、firmware v0.9.4(OpenWrt 15.05 based)
  • Omega2、Firmware 0.1.10(LEDE 17.01 based)
比較はシールド環境でAPに接続する形、クライアントとして動作させた条件になります。
設定のチューニング等も行っていないので、あくまで参考値です。


せっかくなので、サイズの違いが分かりやすい様に並べてみました。


Omega2が一番小さい。
uSDを刺した時に飛び出るサイズも入れるとこうなる。
勿論電源用にケーブルを刺すので、ケーブル配置で必要なサイズはこれより大きくなるが。
純粋にボードのサイズをみてみた。
  • Raspberry Pi Zero W、68 x 31
  • LinkIt 7688、56 x 26
  • Omega2、43 x 26

高さはピンヘッダを付けてないRaspberry Pi Zero Wが一番低く見えるが、付けてないからであって付けると変わらないので、追わない事とした。


本題の消費電力に入る。
OSのチューニング等は行っておらず、ほぼデフォルト設定となっている。



結果は予想外にもRaspberry Pi Zero Wが一番低いのだが、動いている重い処理がないのでクロックが下がっているのが大きく貢献していると思われる。
  • Raspberry Pi Zero W、0.08A
  • LinkIt 7688、0.16A
  • Omega2、0.25A
LinkIt 7688とOmega2の違いは、Omega2の電源取得の為に使用したminiDockがUART-USB変換(CP2102)が載っている為と思われる。
また、Raspberry Pi Zero Wとの違いは、LinkIt 7688、Omega2はWired Ethernetも搭載しているので、そこでの消費電力が取られていると考えられる。(WiFi出力等の違いも大きく関わると考えられる)
Wired Ethernetを無効化すれば消費電力は下がるという報告はあるので、チューニングを行えばLinkIt 7688も同程度まで下がる事も期待できる。
LinkIt 7688でのチューニング行った場合の消費電力は別途確認したい処。


今回の結果では、Raspberry Pi Zero Wが消費電力では一番有利となりましたが、まだ工事認証が取れてない?様なので、使うならLinkIt 7688かなというのが個人的な処。
もちろん、技適シール付は市販されていないので、誰でも電波が出せる訳ではないのだが。。。
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