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DD-WRT NXT 1.4.5が実はリリースされている件

2017/02/23に気が付いたらDD-WRT NXTがリリースされていた模様。
DD-WRT NXTはDD-WRTとは別物というのは、NXT登場当初から知られている事ではあるが、今一度。
DD-WRTは、OpenWrtにWeb管理画面がまだ出始める前にWeb管理画面を有していた事でそれなりに知名度があがりましたが、今回のNXTは本家DD-WRTというよりは、USのBuffaloが以前出していたDD-WRT Proの後継的な位置づけになります。
また、DD-WRT NXTは、2015年にリリースされていたファームウェアではOpenWrtベースの物となっていました。
DD-WRT NXTリリースは、それなりにニュースサイト等で紹介もでたので、実機入手した方もいるかもしれない。
2016年頃、ファームウェアダウンロードも可能となり、ファームウェアを眺める人も居た様ですが、その際もOpenWrtベースのものとなっていました。
2017/02/23にリリースされているものについては、OpenWrtからフォークされたプロジェクトLEDEがベースとなっています。
カスタマイズはされていますが、ほぼほぼLEDEと思って良いでしょう。

ソースは相変わらず何処にあるのか不明ですが、依頼すれば出てくるのでしょう。
情報としては、WiKiは残ってますが、Forumは404が返ってきて見れません。
デバイスサポートリストでのリストは増えてはいるのですが、そのファームウェアのファイルは見つからない。。。
相変わらず詳細がつかめないDD-WRT NXTです。

画面は予想以上に綺麗で見やすいですが。
最近のコンシューマ系製品のファームウェアで物足りない人が欲しがりそうな処を上手く抑えている感じがあります。
正直簡易化され過ぎてムキーッと言ってしまう事が多いんですよねw


実際に見てみたのは、DD-WRT NXT r1.4.5。
WSR-600DDをWSR-600DHPに焼き付けた形になります。
Hardware情報は、リアルなものを獲ってきているのが好印象。(そんな処はどうでもいいのだが)


5GHzのドライバも組み込まれています。
DD-WRT Proと同様の扱いなのが解ります。
USでは販売されているWSR-600DDでは動作している訳なので当たり前なのですが。
RT5592EPは個人的には縁がなかったので、実際どうなのかは不明。
広い暗室を持っている訳でもないので、試す予定もない。(小さいシールド環境では全く意味も無い)


ログ画面重すぎ。
わざわざログレベルとかで表示変えれる様にとかしなくても良かったんじゃとか思う。
正直、この画面開いた時に画面が止まってしまうから他の画面の軽快さイメージが悪くなってしまいがち。


画面上では、VLANはPortVLANに対応。
これぐらいメニュー化されていれば、扱い易さは確かにある。
別けたい事が多いので嬉しい。
tagVLANは対応している筈だけど、画面には出されていない。
おそらくtagVLAN設定してしまうと、画面がバグる気がする。


セキュリティの問題もあるので最近搭載されなくなったPPTPサーバ搭載。
でも嬉しい人も多いのではないだろうか。


DynamicDNS、一応使いそうなのはメニューにも出てるのではないでしょうか。
日本のMyDNSは無いけど、Customで行けるとは思われる。
MyDNSでも使えたらいいなとは思っている。(気が向いたら確認しておく)


OpenVPNも搭載。
まぁ流行りでもあるので、使いたい人は多いのではないだろうか。


Wirelessスケジュール。
正直いらないのだが、嬉しい人には嬉しい機能らしいです。


SNMP欲しいですよね。
いまさらSNMPかという意見もあると思いますが、SNMPあって欲しいですよね。


で、現在ダウンロードできるのは、WXR-1900DHP、WSR-1166DD、WSR-600DDのファームウェアの3種類と思われる。
他に対応機種もある筈なのだが、この3種類しか見つけられず。
WXR-1900DHP
WSR-1166DD (日本では同一ハードウェアと思われるものがWSR-1166DHPにあたる)
WSR-600DD (日本では同一ハードウェアと思われるものがWSR-600DHPにあたる)

WSR-1166DDのファームウェアは、LEDEのsysupgradeバイナリに独自ヘッダーと独自フッターを付けただけの構成となっている。
WSR-600DDのファームウェアは、LEDEのsysupgradeバイナリに独自フッターを付けただけの構成となっている。
ubootイメージヘッダーからLEDEなのが解る。Kernelは4.4.25になってます。
        00010203 04050607 08090A0B 0C0D0E0F  0123456789ABCDEF
000000  48445230 00E06200 1E4C3403 00000100  HDR0..b..L4.....
000010  1C000000 A41F1800 00000000 27051956  ............'..V
000020  5179010D 583473E2 00181F47 80001000  Qy..X4s....G....
000030  80001000 E59891CA 05050203 4D495053  ............MIPS
000040  204C4544 45204C69 6E75782D 342E342E   LEDE Linux-4.4.
000050  32350000 00000000 00000000 6D000080  25..........m...
000060  00E0404D 00000000 0000006F FDFFFFA3  ..@M.......o....
000070  B77F8E5E 99CACD6D 37EFD9AA 5B9BF833  ...^...m7...[..3
独自ヘッダーは、ubootヘッダーの手前だけなので、普通に削るだけで問題なし。
独自フッターも、DEADC0DEまでを残せば問題ない。残りは不要と思われる。
        00010203 04050607 08090A0B 0C0D0E0F  0123456789ABCDEF
63FFF0  FFFFFFFF FFFFFFFF FFFFFFFF FFFFFFFF  ................
640000  DEADC0DE 00000000 00000000 7B202022  ............{  "
640010  73757070 6F727465 645F6465 76696365  supported_device
640020  73223A5B 22777372 2D313136 36225D2C  s":["wsr-1166"],
640030  20227665 7273696F 6E223A20 7B202264   "version": { "d
640040  69737422 3A202244 442D5752 54204E58  ist": "DD-WRT NX
640050  54222C20 22766572 73696F6E 223A2022  T", "version": "
640060  72312E34 2E35222C 20227265 76697369  r1.4.5", "revisi
640070  6F6E223A 20227232 30333722 2C202262  on": "r2037", "b
640080  6F617264 223A2022 72616D69 70732220  oard": "ramips" 
640090  7D207D0A 46577830 9045A971 01000000  } }.FWx0.E.q....
6400A0  000000A0 756E7472 75737465 6420636F  ....untrusted co
6400B0  6D6D656E 743A2073 69676E65 64206279  mment: signed by
6400C0  206B6579 20363035 63376631 63636663   key 605c7f1ccfc
6400D0  63316635 380A5257 52675848 38637A38  c1f58.RWRgXH8cz8
6400E0  77665741 6E51346D 2B774B57 5355672B  wfWAnQ4m+wKWSUg+
6400F0  4A624D42 5654744F 75484D65 592F3752  JbMBVTtOuHMeY/7R
640100  3576706B 3575586B 65346B79 62584859  5vpk5uXke4kybXHY
640110  566B4679 336F7A74 76477943 4F747050  VkFy3oztvGyCOtpP
640120  4D42427A 766A7536 6C504C51 67737074  MBBzvju6lPLQgspt
640130  78544764 59515551 733D0A00 00000000  xTGdYQUQs=......
WSR-1166DD、WSR-600DDのものは、素のsysupgradeイメージを取り出すのは容易です。
WXR-1900DHPについては実機を所持していないので不明。


ファームウェア書換え行為はメーカーサポート対象外となり、また日本で電波出力を行うと電波法に抵触する可能性もあります。
ファームウェア書換え等の行為は、全て自己責任とお考えください。



最後に情報をぺたぺた。
一応beta扱いの様です。
root@dd-wrt-nxt:~# cat /etc/openwrt_release
DISTRIB_ID='DD-WRT NXT'
DISTRIB_RELEASE='r1.4.5'
DISTRIB_REVISION='r2037'
DISTRIB_CODENAME='beta'
DISTRIB_TARGET='ramips/mt7621'
DISTRIB_DESCRIPTION='DD-WRT NXT beta r1.4.5'
DISTRIB_TAINTS=''
独自に追加されたパッケージが幾つか存在しています。
root@dd-wrt-nxt:~# opkg list
base-files - 170-r2037
busybox - 1.25.1-2
chat - 2.4.7-10
comgt - 0.32-27
ddns-scripts - 2.7.1-1
ddns-scripts_cloudflare - 2.7.1-1
ddns-scripts_no-ip_com - 2.7.1-1
dnsmasq - 2.76-4
dropbear - 2016.74-1
embedd-io - 1
embedd-net - 2014-04-14
embedd-ui-core - 2015-07-31
embedd-ui-nxt - 2015-07-31
embeddd - 2016-11-21-ad5d1f805aa6477815933b421db0b3c6362f0684
etherwake - 1.09-4
firewall - 2016-07-28
fstools - 2016-09-08-fe514c9a20365ba00232c2c981463f43a4a41a7d
fwtool - 1
igmpproxy - 0.1-9
infod - 1
ip6tables - 1.4.21-2
iptables - 1.4.21-2
iptables-mod-conntrack-extra - 1.4.21-2
iptables-mod-filter - 1.4.21-2
iptables-mod-ipopt - 1.4.21-2
iwinfo - 2016-09-21-fd9e17be0c43bd6b8df5371f0b353747bc563874
jshn - 2016-07-29-290c64ef5b5c3e75be851594f269d6a9568e64e5
jsonfilter - 2016-07-02-dea067ad67d977c247c300c06676a06adf21e0c7
kernel - 4.4.25-1-118ff330670cafd08213ee9160baf40e
kmod-crypto-aead - 4.4.25-1
kmod-crypto-ecb - 4.4.25-1
kmod-crypto-hash - 4.4.25-1
kmod-crypto-manager - 4.4.25-1
kmod-crypto-null - 4.4.25-1
kmod-crypto-pcompress - 4.4.25-1
kmod-crypto-sha1 - 4.4.25-1
kmod-gpio-button-hotplug - 4.4.25-2
kmod-gre - 4.4.25-1
kmod-ifb - 4.4.25-1
kmod-ip6tables - 4.4.25-1
kmod-ipt-conntrack - 4.4.25-1
kmod-ipt-conntrack-extra - 4.4.25-1
kmod-ipt-core - 4.4.25-1
kmod-ipt-filter - 4.4.25-1
kmod-ipt-ipopt - 4.4.25-1
kmod-ipt-nat - 4.4.25-1
kmod-iptunnel - 4.4.25-1
kmod-leds-gpio - 4.4.25-1
kmod-lib-crc-ccitt - 4.4.25-1
kmod-lib-textsearch - 4.4.25-1
kmod-mppe - 4.4.25-1
kmod-mt7603e - 4.4.25+p4rev-112670-2016-09-28.e27f467
kmod-mt76x2 - 4.4.25+3.0.3.2_DPA_20140709-2016-09-28.e27f467
kmod-nf-conntrack - 4.4.25-1
kmod-nf-conntrack6 - 4.4.25-1
kmod-nf-ipt - 4.4.25-1
kmod-nf-ipt6 - 4.4.25-1
kmod-nf-nat - 4.4.25-1
kmod-nf-nathelper - 4.4.25-1
kmod-nf-nathelper-extra - 4.4.25-1
kmod-nls-base - 4.4.25-1
kmod-ppp - 4.4.25-1
kmod-pppoe - 4.4.25-1
kmod-pppox - 4.4.25-1
kmod-pptp - 4.4.25-1
kmod-region-check - 4.4.25-1
kmod-rt5592 - 4.4.25+v2715_DPA_20121207-2016-09-28.e27f467
kmod-sched-connmark - 4.4.25-1
kmod-sched-core - 4.4.25-1
kmod-slhc - 4.4.25-1
kmod-tun - 4.4.25-1
kmod-usb-core - 4.4.25-1
kmod-usb-ledtrig-usbport - 4.4.25-1
lede-keyring - 2016-04-30-5c7857eed3fa06a9005f96b9b029388c7f316e83
libblobmsg-json - 2016-07-29-290c64ef5b5c3e75be851594f269d6a9568e64e5
libc - 1.1.15-1
libgcc - 5.4.0-1
libip4tc - 1.4.21-2
libip6tc - 1.4.21-2
libiwinfo - 2016-09-21-fd9e17be0c43bd6b8df5371f0b353747bc563874
libjson-c - 0.12.1-1
libjson-script - 2016-07-29-290c64ef5b5c3e75be851594f269d6a9568e64e5
liblzo - 2.09-1
libnl-tiny - 0.1-5
libopenssl - 1.0.2j-1
libpolarssl - 1.3.17-1
libubox - 2016-07-29-290c64ef5b5c3e75be851594f269d6a9568e64e5
libubus - 2016-10-12-312448a5b147c221836827a7a641e76a4514db44
libuci - 2016-07-04.1-1
libuclient - 2016-07-30-ccb314db2e99463de15eed9d7626360d82aec4d2
libustream-polarssl - 2016-07-02-ec80adaa1b47f28d426fa19c692011ce60b992d6
libxtables - 1.4.21-2
miniupnpd - 1.9.20150609-1
mtd - 21
netifd - 2016-11-21-153a12143b9fef4b5d3c3a6597f6fe967a17c9d7
odhcp6c - 2016-06-30-7533a6243dc3ac5a747cf6ccbc4d0539dafd3e07
odhcpd - 2016-09-22-6292fcd5c2b73cdc3cbc8942672cf7a4173354b1
openssl-util - 1.0.2j-1
openvpn-easy-rsa - 2013-01-30-2
openvpn-openssl - 2.3.12-1
opkg - 9c97d5ecd795709c8584e972bfdf3aee3a5b846d-13
ppp - 2.4.7-10
ppp-mod-pppoe - 2.4.7-10
ppp-mod-pptp - 2.4.7-10
pptpd - 1.4.0-3
procd - 2016-10-19-d80aaf4dc5ab00d65c0ae40dd7d6006155caa33b
procd-nand - 2016-10-19-d80aaf4dc5ab00d65c0ae40dd7d6006155caa33b
px5g-polarssl - 4
qos-scripts - 1.3.0-1
relayd - 2016-02-07-ad0b25ad74345d367c62311e14b279f5ccb8ef13
resolveip - 2
rpcd - 2016-06-30-23417e94d25570e6d62542bac46edd51e8e0243a
rpcd-mod-iwinfo - 2016-06-30-23417e94d25570e6d62542bac46edd51e8e0243a
rt2860apd - 1
rtwifi - 2016-10-17.e808a52
signed_images - 2015-03-22
snmpd-static - 5.4.4-2
swconfig - 11
tc - 4.4.0-4
ubi-utils - 1.5.2-1
uboot-envtools - 2015.10-1
ubox - 2016-09-26-5649c028c426060616e2bd4e7ea83271cd333d21
ubus - 2016-10-12-312448a5b147c221836827a7a641e76a4514db44
ubusd - 2016-10-12-312448a5b147c221836827a7a641e76a4514db44
uci - 2016-07-04.1-1
uclient-fetch - 2016-07-30-ccb314db2e99463de15eed9d7626360d82aec4d2
uhttpd - 2016-10-06-c0b5444b533e7177394ceaa247de4495307f72d6
uhttpd-mod-tls - 2016-10-06-c0b5444b533e7177394ceaa247de4495307f72d6
uhttpd-mod-ubus - 2016-10-06-c0b5444b533e7177394ceaa247de4495307f72d6
usign - 2015-07-04-ef6419142a3b0fbcddcccf536e3c1880302c6f89
wireless-tools - 29-5
パッケージ提供は如何に
どこまでやってくれるのか不明ですが、feedsも登録されています。
root@dd-wrt-nxt:/etc/opkg# cat distfeeds.conf
src/gz beta_core http://feeds.buffalo.dd-wrt.com/mt7621/r1.4.5.US/packages//targets/ramips/mt7621/packages
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DD-WRT NXT 1.4.5が実はリリースされている件
投稿者: ゲストユーザ on 2017年11月 1日(水) 17:04 JST

 突然ですみませんが、聞きたいことがあります。

WSR-600DDのファームウェアをWSR-600DHPにインストールする方法は、通常のファームウェアアップデートを利用するのですか?それとも分解せずにAOSSボタンを押しっぱなしにしてきどうさせ、tftpでパソコンからアップロードするのでしょうか(もしそうなら、arpのmacアドレスは何でしょうか)。はたまた分解してUSB-シリアル変換ケーブルをつなぐのでしょうか。

DD-WRT NXT 1.4.5が実はリリースされている件
投稿者: Tochiro on 2017年11月 3日(金) 23:24 JST
直接はできなかったと記憶しています。(イメージ形式はBuffalo形式にはなっていたかと)
日本のWSR-600DHPはDualImage構成になっているので、その設定解除も必要になります。
一度、踏み台となるLinuxを起動してしまう方法で私はやっています。
このあたりに書いています。
http://www.srchack.org/article.php?st...3003415488
DD-WRT NXTのイメージからsysupgrade形式のイメージを切り出す事は可能なので、踏み台から書き換えた形になります。