follow me

MZK-WDPRは早過ぎたIoTルータかもしれない

MZK-WDPRは、2010年に登場していてIoTなんて言葉も聞かなかったのに液晶付きルータを出していたとか早過ぎたとしか思えないおもちゃを入手しました。
もちろん、そのまま使う気は全くない訳で、シリアル繋いで覗いてました。
toolchain、kernel共に入手可能な状態なので、弄りたい放題ですね。
ある程度弄れる事が判明したので情報を後悔していきます。 (正確には、LCD側のu-bootコマンドモードに入る方法は探り中。u-boot書き換えたい。。。)


純正ファームで起動した時の様子。
どう見てもIoTハブ。。。。。。。これいつの製品でしたっけ?


3.5インチ、320×240でタッチパネル対応なこの液晶。
今となっては解像度が小さいですが、簡単な操作には十分。(思ってたよりは綺麗。
Raspberry Piに液晶付けた時の感じに近いですかね。


基板自体は2枚構成で、LCD側とルータ側で別れています。
操作端末とネットワーク処理を分離して組み込めるので、ハックしやすいといえばハックしやすいかもしれませんね。


ルータ側基板ですが、使用されているSoCは、Ralink RT3050F。
OpenWRTで長くサポートされているSoCなので、簡単に動かせそうです。
実際、端末情報を用意してあげるだけで起動できました。
ルータ側基板には、ボタン云々もないので、修正箇所はほぼ不要です。
OpenWRT 14.07用のパッチは後程だそうかと。



裏面。LCD側基板になります。
電池がついとる。時計用かな。


LCD側基板のSoCは、Skymedi SK8855です。
フォトフレームで使われているチップの様ですね。
何気にあちこちでkernelが公開されているので、kernel自体を入手するのは簡単です。
Planexのサイトでダウンロードできるので、ドライバ系も心配はなさそう。
http://www.planex.co.jp/support/download/router/mzk-wdpr/gpl/linux_src.shtml
Toolchain系は、少し長くなりそうなので、別で書きたいと思います。


ジャンパが2個、何かの切り替え用だろうか。
パターンを追ってないので、試してないが、u-bootのコマンドモードに入れないなにかであればラッキーなのですが。


LCD基板とルータ基板の接続。
なんじゃこれ。
この箇所、スルーホールで造ってるコネクタじゃないんだぜ。
いや、それ以外にもいろいろ変なんだけど。


sk8855側のtoolchainの揃え方、RT3050F側のOpenWRT化については、続きで記載します。
MZK-WDPRは早過ぎたIoTルータかもしれない | 1 件のコメント | アカウント登録
サイト管理者はコメントに関する責任を負いません。
MZK-WDPRは早過ぎたIoTルータかもしれない
投稿者: LCD側いじった人間 on 2016年8月26日(金) 15:13 JST

LCD側には、LCDのシリアルをつないで、起動の時から、テキストがポーズする度に1,2回づつポツポツsを入力すると、タイミングがたまたま合うとUBOOTのコンソールがでました。

ところで、LCDのUBOOTだけ起動してルーター側もLCD側もファーム更新失敗しているのですが、何か復旧方法はありますかね。USBが動いている間に、ファームを圧縮された状態で、ピクチャのメモリにコピーはしたのですが。