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TL-PA4010 KIT、HomePlug AV2は対応?

日本で安価なPLCと言えば、TP-LinkのTL-PA4010 KITが鉄板状態な気がしてきてしまった今日この頃です。
発売開始当初、この値段で出すかと驚いて、価格競争が始まるかとおもったが、PLCが日本ではやはり流行っていないのか話題を聞かない。

TL-PA4010 KIT(AV600)という名前は、海外でも利用されているが、まったく違う写真が出てきたりするので、同一機種はAV500なのだろうかとか色々考えられるのだが、今回ドイツのTL-PA4010 KITがハードウェアとしては同等品なのではないかという推測に至った。
TL-PA4010 KIT V2のパッケージ印刷にHomePlug AV2対応と思える記述もあるので、実はハードウェアはHomePlug AV2は対応しているのではないかと推測していました。


ファームウェアバイナリを見ると、PLCのチップはQualcomm QCA7420と思われるので、ソフトウェアでのHomePlug AV2非対応なのだろうと。
HomePlug AV2は30MHz以上の帯域を使用してしまう為、電波法違反となります。(おそらく電波法、他にもあるかもしれない)

ファームウェアは、同一機種であるかのチェックは実施されている様で、モデル名が異なればアップデートチェックではじかれる形となっている。
しかし、同一機種で同一モデル名が使われている場合は、ファームウェアアップデートを受け付けてしまう仕様となっている模様
ドイツのTP-Linkのサイトからダウンロードできる、TL-PA4010 KIT V2の1.3.1のファームウェアは、日本の1.3.0のバージョンよりも番号も大きく、そのまま受け付けてしまう。


デバイス名の処に600Mbpsと表示されるのは、単なるTP-Linkのツールが海外モデルと判別していないだけなのだろうと思われる。(本体筐体にも600Mbpsという印刷が残ってますし)
で、ここからが問題、ドイツのファームウェアを受け付けてしまったTL-PA4010 KIT V2が、HomePlug AVの240Mbpsを超えた値を出してしまった。
HomePlug AV2に対応してしまったと予想される。(この個体はもう日本では使えない。勿体無い事をしてしまった。。。)

これらの状況から、おそらくはドイツ版と日本版でのハードウェアの違いはプラグ形状とファームウェアなのだと推測される。
HomePlug AVでは実効速度低いので、日本でHomePlug AV2が解禁されたら実用的になるのではと期待しつつ、日本で使えなくなった個体をそっと箱に戻すのであった。


ファームウェア書換えが出来てしまいますが、電波法に抵触する恐れがありますので、日本国内で行う事は違法行為となると思われます。
ファームウェア書換えを行った事により発生したあらゆる事は当方は責任取りかねます。
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